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元・情報系大学院生の備忘録

メモ:M1 MacでOpenJDK11をインストール

M1 MacでOpenJDK11をインストールした際のメモ

1. OpenJDK11をダウンロード&解凍する

以下のサイトからMac用のJDK11の tar.gz をダウンロードして解凍する。
Archived OpenJDK GA Releases

今回は↓この画像のとおり、11.0.2 のMac用のtar.gz ファイルをダウンロードした。
f:id:yuukiyg:20210216042838p:plain

2. 解凍したフォルダを/Library/Java/JavaVirtualMachines/に移動させる

以下のコマンドで、解凍したフォルダを/Library/Java/JavaVirtualMachines/に移動させる。

sudo mv jdk-11.0.2.jdk /Library/Java/JavaVirtualMachines/


そして、以下のように /usr/libexec/java_homeというコマンドを使い、先ほど落としてきたJavaが、Javaバージョン11としてちゃんと認識されているかを確認する。

/usr/libexec/java_home  -v 11

すると、ちゃんと認識されていることがわかる。
f:id:yuukiyg:20210216044439p:plain


ちなみに /usr/libexec/java_homeというコマンドは、Xcode Tools のコマンドで、インストール済のJavaの場所を表示してくれるコマンド。

3. 環境変数JAVA_HOMEを登録する

先ほどインストールしたJava11の場所を、そのままJAVA_HOMEに登録すればよい。

export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 11`


以下のコマンドで、Javaが認識されたことを確認する。

java -version

f:id:yuukiyg:20210216044844p:plain


もしこの時点で「"openjdk-11.0.2.jdk"は開発元を検証できないため開けません」というような警告が出た場合は、以下の手順を行う。

  • [システム環境設定] -> [セキュリティとプライバシー] の[一般]タブを開く。
  • すると、画面下に「"openjdk-11.0.2.jdk"は開発元を確認できないため、使用がブロックされました。」というような表示があるはずなので、[このまま許可]ボタンを押す。


参考までに

もし複数のバージョン(たとえばバージョン11と12)をインストールしてそれらを切り替えて使いたい場合は、そのインストールしたいバージョン(たとえばバージョン11と12)で、それぞれ上記の1, 2の手順を実施する。

そして、以下のようにしてバージョンを指定すれば切り替えられる。
(以下はバージョン12に切り替える場合)

export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 12`